MS-05ザクⅠ鹵獲機体陸戦仕様
一年戦争初期、地上戦線で地球連邦軍が鹵獲したMS-05ザクⅠを、前線部隊が独自に再整備・再運用した陸戦仕様機。旧式機であるザクⅠは出力や装甲でザクⅡに劣るものの、構造が単純で整備性が高く、MS運用経験の乏しい連邦軍にとっては貴重な教材でもあった。
本機はジオン系の基本フレームを残しつつ、通信機、識別装置、センサー類を連邦軍規格へ換装。塗装はサンドグレーやオリーブドラブを基調とし、味方誤認を避けるため機体各部に連邦軍識別マークが追加された。武装は鹵獲ザク・マシンガンのほか、連邦軍の実弾火器や現地改修シールドを装備する。
主に前線基地の警備、補給路の護衛、撃破機体の回収支援に投入され、積極的なMS戦よりも「使えるものは何でも使う」過渡期の連邦軍らしい機体として運用された。兵士たちからは、旧式ながらも頼れる鹵獲機として「連邦ザク」と呼ばれていた。

MS-05ザクⅠ鹵獲機体指揮官仕様
一年戦争初期、地球連邦軍が地上戦線で鹵獲したMS-05ザクⅠを、前線指揮官機として再整備した現地改修機。旧式ながらも機体構造が単純で扱いやすく、MS運用経験の乏しい連邦軍にとっては、部隊指揮と戦術評価を兼ねた貴重な試験機でもあった。
武装はザク・マシンガン改修型、ヒートホーク、現地製シールドを装備。単独戦闘よりも、鹵獲MSや61式戦車部隊を統制する前線管制機として運用された。連邦兵からは皮肉と信頼を込めて「蒼い旧ザク隊長機」と呼ばれた。

MS-06K ザクキャノン鹵獲機連邦軍火力評価仕様
一年戦争中期、地上戦線で損傷・放棄されたジオン軍のMS-06Kザクキャノンを、地球連邦軍が回収・再整備した鹵獲運用機。ジオン系MSの構造を残しつつ、通信装置、識別信号、火器管制系を連邦軍規格へ換装し、味方誤認を避けるためガンキャノンを意識した暗めの赤系艶消し塗装が施された。
本機の主目的は、ザクキャノンの砲撃性能を解析し、後の量産型ガンキャノンやジム・キャノン系機体の運用データを収集することにあった。肩部キャノンは反動が大きく、連邦製OSとの相性にも難があったが、砂漠や荒野での中距離支援では一定の成果を挙げた。
前線部隊では純粋な主力機というより、鹵獲兵器を無理やり戦力化した過渡期の支援機として扱われた。連邦兵からは、その赤い機体色とジオン由来の不気味なシルエットから「赤い鹵獲砲兵」と呼ばれていた。

