RGZ-95リゼル先行量産型NATO仕様は、Z系可変モビルスーツの運用思想を受け継ぎつつ、NATO空軍の戦術体系に合わせて再設計された高機動可変MSである。ウェイブライダー形態による高速展開能力を持ち、航空基地からの即応発進、戦闘機部隊との共同作戦、敵防空網への強襲任務を想定して配備された。

機体色は淡いブルーグレーを基調とし、白・ダークグレーの識別パネルを組み合わせたNATO航空機風の低視認カラー。肩部や脚部にはNATOマーキング、機体番号、整備識別デカールが控えめに施され、軍用機としての実在感を強めている。
先行量産型として、変形機構や推進系には試験的な要素を残しているが、Zプラスよりも部隊運用を重視した安定性・整備性を持つ。主兵装はロングビームライフル、左腕には防御用シールド兼変形補助ユニットを装備。MS形態では基地防衛・制空支援・対地制圧、ウェイブライダー形態では戦闘機2機と編隊を組んでの高速侵攻や偵察任務を担う。

華やかな試作機というより、航空戦力に組み込まれた実戦配備型の可変モビルスーツ。NATO仕様のリゼルは、MSでありながら「巨大な有人戦闘機」として扱われる、空軍色の強い先行量産機である。


