UC0080.11.07第二次オデッサ鉱山攻防戦

架空戦記

第一次オデッサ作戦において連邦軍はジオン欧州方面軍の主力撃滅に失敗し、オデッサ鉱山基地は依然としてジオン地上戦力最大級の資源・補給拠点として機能し続けた。

この失敗により一年戦争は長期化し、連邦軍はジオンの地上拠点を一挙に制圧するため、飛行型・可変型モビルスーツを中心とした新たな航空打撃戦力の開発を急いだ。

UC0080年11月7日、連邦軍は新型飛行可変MS部隊、航空機部隊、長距離砲撃部隊を投入し、オデッサ鉱山基地への大規模航空攻撃を開始する。

作戦の狙いは、上空から鉱山施設・補給線・防衛陣地を同時に破壊し、ジオン地上軍を短時間で無力化することにあった。

しかし、ジオン軍はこの攻撃を事前に察知していた。連邦軍が航空戦力へ大きく舵を切ることを読んだジオンは、宇宙用可変モビルスーツを重力圏用に改修し、高高度迎撃・山岳機動・短時間飛行に対応させていた。

さらに鉱山基地周辺の高台、採掘施設、稜線部には、AMX-102ズサ局地防衛防空戦闘仕様やMS-06KSAザクキャノン防空戦闘仕様などの対空モビルスーツを大量配備。鉱山そのものを巨大な防空要塞へと変貌させていた。

戦闘開始直後、連邦軍の飛行可変MS部隊は低空から基地へ侵入を試みたが、ジオン側の稜線配置型ミサイル弾幕と対空砲火により編隊を分断される。

さらに重力圏仕様へ改修されたジオン可変MS部隊が高高度から逆襲し、連邦軍の護衛機と攻撃部隊を各個撃破した。連邦軍は航空優勢を確保するどころか、鉱山上空で次々と火線に捕捉され、戦場全域がジオン側の待ち伏せ陣地となっていたことを悟る。

結果、第二次オデッサ鉱山攻防戦は連邦軍の大敗に終わった。投入された飛行型可変MSの多くは撃墜または大破し、航空機部隊も甚大な損害を受けた。一方のジオン軍は、旧式機・現地改修機・防空特化MSを組み合わせることで、連邦軍の最新戦術を完全に封じ込めた。

この戦いは、モビルスーツ戦が地上戦・宇宙戦だけでなく、防空戦・航空制圧戦へ拡張された転換点として記録されることになる。オデッサ鉱山基地は単なる資源拠点ではなく、ジオン軍が一年かけて築き上げた“重力圏防空要塞”だったのである。

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