MS-14Frゲルググマリーネ陸戦型ロシア陸軍仕様

ジオン系

MS-14Frゲルググマリーネ陸戦型ロシア陸軍仕様は、ジオン公国軍の宇宙突撃用モビルスーツであるゲルググマリーネを、ロシア陸軍が地上戦用に再調整した現地改修機である。

本来のMS-14Fは、艦隊戦や強襲上陸戦を想定した高機動型ゲルググであり、推進器や装甲配置も宇宙空間での機動戦に最適化されていた。しかし一年戦争の長期化により、ジオン系モビルスーツの地上運用が各国軍で進む中、ロシア陸軍は鹵獲・供与されたゲルググマリーネを寒冷地・泥濘地・都市外縁戦に対応させるため、独自の陸戦仕様へ改修した。

最大の特徴は、機体全体に施されたグレー系迷彩である。従来の緑色装甲部分は濃淡のあるグレー迷彩へ、グレー装甲部分はライトグレー系迷彩へ塗り分けられ、雪解けの基地、コンクリート舗装、針葉樹林帯、工業地帯での視認性低下を狙っている。また、左肩装甲のみレッド系に塗装されており、これはロシア陸軍の親衛部隊所属機を示す識別色とされる。

陸戦化にあたっては、宇宙用推進器の一部を封止し、脚部関節の防塵・防泥処理を強化。ホバー機動や短距離跳躍よりも、重装甲歩兵としての安定性と継戦能力が重視された。背部推進ユニットは完全撤去されず、低空ジャンプや障害物越えの補助推力として限定的に残されている。

主兵装は大型ビーム・ライフルまたは実体弾式マシンガンで、補助兵装として腕部スパイクシールドを装備する。接近戦ではシールドによる打撃、突進、敵MSの関節部破壊を想定しており、ゲルググ系本来の高出力機体としての格闘能力も維持されている。

ロシア陸軍では、本機をT-90戦車部隊やハインド攻撃ヘリ部隊と連携させ、突破戦力として運用した。T-90が敵陣地を制圧し、ハインドが側面や後方を叩き、ゲルググマリーネ陸戦型が敵モビルスーツや重防御拠点を正面から粉砕するという運用である。

全長は約18m。戦車や攻撃ヘリと並ぶことで、その巨大さは一層際立つ。ロシア陸軍基地に立つ本機は、ジオン系MSでありながら、すでに完全に現地軍の兵器体系へ組み込まれた存在となっていた。

タイトルとURLをコピーしました