MS-18Easケンプファー極東降下制圧戦仕様は、一年戦争末期にジオン公国軍が計画した極東方面への直接降下作戦に投入するため、強襲用MSであるケンプファーを地上降下・都市制圧任務向けに再調整した現地改修仕様である。

本機の想定戦場は、東京湾岸、横須賀、横田、厚木、佐世保、呉、沖縄方面など、連邦軍および旧地球国家軍の重要軍事拠点が集中する極東地域であった。

ケンプファー本来の特徴である高機動・重武装・短時間強襲能力はそのままに、大気圏降下後の即時戦闘、沿岸部からの強襲、都市部での機動戦、基地施設の短時間制圧を目的として各部に改修が施されている。

機体各部には耐熱・耐塩害処理が追加され、肩部、胸部、脚部前面には簡易耐熱コーティングを施した増加装甲を装備。特に極東地域では海岸線、港湾施設、湿度の高い都市環境での運用が想定されたため、関節部や推進器周辺には防錆処理と防塵フィルターが追加された。

背部および脚部スラスターは、降下後の短距離跳躍と市街地での急加速に重点を置いて調整されている。長時間の継戦能力よりも、目標地点へ突入し、敵防衛線を破砕し、混乱が広がる前に次の地点へ移動することを重視した設計であった。

武装は、専用ショットガン、ジャイアント・バズ、シュツルム・ファウスト、チェーン・マインを基本装備とする。通常の対MS戦だけでなく、滑走路、格納庫、通信施設、艦艇停泊地、司令部施設、対空陣地などを一撃で破壊することを目的としており、近距離での火力集中能力は極めて高かった。


