RGM-79SPJは、RGM-79SPジム・スナイパーIIをベースに、海上自衛隊の洋上防衛任務へ適応させた長距離精密射撃仕様機である。機体名末尾の「J」は、Japan Maritime Self-Defense Force運用型を示す非公式コードとされ、主に護衛艦「いずも」を中核とする機動艦隊の直衛・対上陸阻止任務に投入された。
本機は通常の陸戦型MSとは異なり、艦隊と一体で運用されることを前提としている。母艦となる「いずも」はMSを常時格納・整備する専用空母ではなく、あくまで洋上補給・簡易整備・作戦管制を担う移動拠点として機能する。ジム・スナイパーIIは艦上から直接発進するのではなく、沿岸基地、揚陸支援艦、洋上プラットフォームを経由して展開し、いずも艦隊のセンサー網と連携しながら狙撃ポイントへ進出する。
カラーリングは濃紺・スレートグレー・淡いブルーグレーを組み合わせた洋上迷彩。胸部、肩部、脚部には耐塩害コーティングが施され、関節部には防錆シールと排水処理が追加されている。バックパックには艦隊通信リンク用アンテナと、潮風環境下での長時間待機に対応する冷却・除湿ユニットを搭載。通常の宇宙・地上用ジム・スナイパーIIよりも、索敵・通信・環境耐性が重視された仕様となっている。

主武装は長距離用ビーム・スナイパーライフル、もしくは艦砲射撃との連携を想定した電磁投射式狙撃砲。目標は敵MSそのものだけではなく、揚陸艇、ミサイル発射車両、指揮通信車、レーダー施設などの高価値目標である。いずも艦隊から送られる航空・水上・衛星情報を統合し、敵が上陸戦力を展開する前に、沿岸数十キロ圏から要所を撃ち抜く。
派手な艦載機ではなく、艦隊の外縁に静かに潜む「洋上狙撃手」。RGM-79SPJは、いずもを中心とした海上自衛隊機動部隊において、敵を寄せ付けないための精密な抑止力として運用される機体である。


