YMS-09Dドム・トロピカルテストタイプ中東仕様

ジオン系

YMS-09Dは、MS-09ドムの本格量産前に実施された熱帯・砂漠環境試験用の先行改修機である。本機は中東方面での長距離侵攻と拠点制圧を想定し、通常型ドムのホバー走行能力を維持しつつ、砂塵・高温・乾燥地帯への適応を重視して再設計された。

吸気系には大型サンドフィルターを追加し、脚部スカート内部のホバーユニットには防塵カバーと冷却ダクトを増設。装甲色は砂漠迷彩を基調とし、日射による機体温度上昇を抑えるため、明度の高いサンドベージュとブラウンの塗り分けが採用された。

中東仕様では、補給線の長い戦域での運用を前提に、整備性を優先した外装パネルと簡易交換式フィルターを装備。機体各部には現地部隊による防塵処理が施され、試験機でありながら実戦投入に耐える完成度を持っていた。

本機の戦術的役割は、砂漠地帯を高速で突破し、敵拠点の側面または後方へ回り込む強襲機である。広大な乾燥地帯において、その重装甲と高速ホバー機動は連邦軍地上部隊に強い圧力を与え、後の砂漠戦用ドム系列機の基礎データを残した。

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