RB-79PPポリポッドボール陸上自衛隊仕様は、宇宙用作業ポッドであるボールを基礎として開発された多脚式地上支援機です。原型機の球形胴体と作業用マニピュレーターを残しつつ、下半部に配置された四本の歩行脚によって、山岳地帯や森林、瓦礫の多い市街地でも安定して行動できます。

本機の最大の特徴は、独立駆動する四本の脚部です。装輪車両では進入できない急斜面や段差、倒木の多い地域を踏破でき、災害派遣や山間部での警戒任務に適しています。
脚部先端には地面の状態に応じて接地圧を調整する可変式フットパッドを備え、軟弱地盤や積雪地帯でも機体を安定させます。また、胴体の姿勢を水平に維持したまま脚だけを伸縮できるため、斜面からの射撃や監視も可能です。

機体色には、濃緑色と茶褐色を組み合わせた陸上自衛隊風の低視認性迷彩が採用されています。球形胴体には大きな国籍表示を設けず、左右側面に小型の日の丸と機体番号のみを記載しています。
センサー部や関節部にはつや消し黒色が使われ、森林内で光を反射しにくい仕上げとなっています。装甲表面には交換可能な追加装甲板が取り付けられ、被弾部分のみを現地で交換できる構造です。

主武装は胴体上部に搭載された低反動120mm砲です。砲身には大型マズルブレーキが追加され、多脚を地面に固定することで射撃時の反動を吸収します。対装甲目標だけでなく、榴弾による陣地制圧や煙幕弾による味方部隊の支援にも使用されます。
左右のマニピュレーターには、車両の牽引、障害物の除去、物資の運搬に使用する作業用クローを装備します。任務に応じて、機関砲、対戦車誘導弾、地雷処理装置、偵察用センサーポッドへの換装も可能です。

