MS-07R1は、MS-07Bグフ系をベースに、陸上での高速機動戦と拠点突破戦に特化して再設計された高機動型グフカスタムである。
通常のグフカスタムが近接戦闘・市街地制圧・歩兵支援を重視した機体であるのに対し、本機はドム系のホバー機動思想を一部取り入れ、脚部・腰部・背部推進器を強化。完全なホバー移動ではなく、短距離ジャンプ、急加速、横滑り機動、斜面突破を組み合わせることで、荒野・砂漠・山岳外縁部などで高い突撃能力を発揮する。

外観上の特徴は、強化された脚部スラスター、増設された腰部装甲、背部高出力ランドセル、そしてグフカスタム系の象徴であるガトリングシールドである。装甲は通常型よりやや重いが、推力強化により運動性はむしろ向上している。ただし、燃費と整備性は悪化しており、熟練整備班の支援を前提とする。

主兵装は75mmガトリングシールド、ヒートサーベル、腕部内蔵機銃。任務によっては脚部ミサイルポッドや腰部グレネードラックを追加装備する。白兵戦能力は高く、連邦軍のジム系を中距離で制圧しながら接近し、最終的にヒートサーベルで撃破する運用が想定された。
一年戦争長期化の局面では、MS-09系ドムの配備が間に合わない地域や、地形条件によりドムの運用が難しい戦線に投入された。特にオーストラリア内陸部、中央アジア、東欧荒野、北アフリカ戦線などで、機動力と近接火力を両立した指揮官機として評価された。


