地球連邦軍が一年戦争後期、オーストラリア大陸での長距離防衛戦・砂漠地帯での拠点防衛を目的に、RX-77-2ガンキャノンを現地仕様へ改修した陸戦型バリエーション。
本機は、通常型ガンキャノンの重装甲・中距離支援能力を維持しつつ、砂塵・高温・広大な荒野での長距離行動に対応するため、関節部の防塵シーリング、冷却系の強化、脚部サスペンションの再調整が施されている。カラーリングはオーストラリア陸軍車両を意識したサンドベージュ、オリーブドラブ、くすんだブラウン系の低視認迷彩。赤い装甲色は抑えられ、派手さよりも実戦運用性を重視した外観となった。

両肩の240mmキャノンは、ジオン軍MSや装甲車両への面制圧に有効であり、荒野や砂漠地帯では遮蔽物越しの砲撃支援機として重宝された。ビームライフルの運用も可能だが、補給負担を考慮し、実戦では実体弾火器や携行弾薬を多用する部隊も多かったとされる。

オーストラリア大陸では、沿岸都市・資源施設・内陸補給路の防衛が重要視され、本機はジム系量産機の後方から火力支援を行う「移動砲台」として配備された。機動力ではジムや陸戦型MSに劣るものの、重装甲と安定した砲撃能力により、防衛戦では高い信頼を得た。


