一年戦争後期、地球連邦軍ジャブロー防衛線に配備されたRGM-79Gの狙撃支援仕様。密林、河川、地下施設入口が複雑に入り組むジャブロー周辺では、通常の陸戦型ジムでは視界確保と長距離火力に限界があったため、前線監視と侵入部隊の迎撃を目的として現地改修された機体である。

カラーリングは濃淡のグリーン、ブラウン、ダークグレーを組み合わせたジャングル迷彩。高温多湿の環境に対応するため、関節部には防錆処理、装甲表面には泥や苔に近い低反射塗装が施されている。頭部センサーと照準装置は湿度対策を強化され、樹冠や岩盤の影からでも敵機の熱源、推進器反応、モノアイ光を捕捉できた。

主兵装はロングレンジ・ビームライフル。開けた戦場での超長距離狙撃ではなく、河川敷、搬入口、渓谷状の進入路を封鎖するための待ち伏せ狙撃を主任務とした。特にズゴック、アッガイ、陸戦型ザクなどの侵入部隊に対し、関節部や推進器を狙って行動不能にする運用が多用された。
派手なエース機ではなく、ジャブローの地形そのものを武器にする防衛用狙撃機。密林に溶け込み、敵が姿を確認する前に進路を断つその運用から、連邦兵の間では「緑の防壁」と呼ばれた。


