MS-06J[RSP]陸戦型ザクⅡロシア陸軍スペツナズ仕様

ジオン系

ジオン公国軍による地球降下作戦後、ユーラシア北方戦線では各地で連邦軍との消耗戦が続いていた。しかしロシア方面においては、全面占領ではなく、反連邦軍事同盟という形でジオンとロシア陸軍の協力関係が成立する。

MS-06J[RSP]は、その共同運用計画の中でロシア陸軍スペツナズ向けに現地改修された陸戦型ザクⅡである。寒冷地・森林地帯・市街地外縁での特殊作戦を想定し、通常のJ型よりも通信装備、索敵装置、姿勢制御系を強化。装甲色はロシア軍車両に近い低視認グリーンとグレーを基調とし、雪原・針葉樹林・廃都市のいずれにも対応できる迷彩が施された。

武装はザク・マシンガンを基本としつつ、短時間の強襲、拠点制圧、重要人物奪取を目的に、サプレッサー付き火器、ヒートナイフ、肩部スモークディスチャージャーを追加。ジオン軍の機動兵器技術と、ロシア陸軍の特殊作戦思想が融合した機体であり、正規軍の前線突破用ではなく、敵後方の通信施設、補給線、指揮所を無力化するために投入された。

占領軍ではなく同盟軍として運用されたため、機体にはジオン公国章とロシア軍識別章が併記されている。戦場では「赤い星を背負ったザク」と呼ばれ、ユーラシア戦線における連邦軍の後方部隊に強い心理的圧力を与えた。

MS-06J[RSP]の実戦評価を決定づけたのが、ヴォルガ回廊迎撃戦である。ドイツ陸軍を主軸とするEU陸戦部隊は、レオパルト系主力戦車、装甲歩兵、攻撃ヘリに加え、連邦から供与された陸戦型ジム部隊を投入。通常戦力だけでなく、モビルスーツ戦にも対応可能な精鋭だった。

しかしRSP仕様ザク小隊は正面衝突を避け、森林地帯と廃工業地帯を利用して夜間に側面へ浸透。通信車両、補給隊、ジムの整備拠点を順に叩き、EU部隊の連携を寸断した。レッドショルダー機は、孤立した陸戦型ジム2機を近距離戦で撃破し、そのまま戦車中隊の後方へ突入。EU部隊は装備を残して後退を余儀なくされた。この戦闘以降、RSPは「戦線を崩す特殊戦ザク」として恐れられることになる。

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