U.C.0079、開戦初期のジオン公国軍は、宇宙での奇襲とコロニー落としによって地球連邦軍の指揮系統を大きく混乱させた。その混乱が収束する前に、ジオン軍は地球上の資源地帯・軍事拠点・港湾都市を一気に制圧するため、大規模な地球降下作戦を開始した。
当サイトの設定したジオン軍地球降下作戦

ジオン軍の地球降下作戦により、世界の勢力図は大きく変化した。ジオン軍はロシア、中国、朝鮮半島、中央アジア、イスラム圏・中東、東南アジア、アフリカを占領し、ユーラシア大陸からアフリカにかけて広大な陸上支配圏を形成した。これらの地域は資源確保と地上戦継続の重要拠点となる。一方、地球連邦軍は南北アメリカ大陸、日本、EU圏、オーストラリア、オセアニアを保持し、海上交通路と後方生産力を維持している。ジオン軍は大陸を押さえたが、連邦軍も反攻能力を失っておらず、戦争は短期決戦から長期の占領戦・反攻戦へ移行した。

作戦の概要

作戦の主力は、モビルスーツを搭載した降下カプセルとHLV部隊である。宇宙艦隊から射出された降下ユニットは、大気圏突入後、分散して各戦域へ降下。着地直後にザクⅡを中心とするMS部隊を展開し、連邦軍の基地、空港、通信施設、補給線を短時間で制圧する戦術が採られた。
この作戦の最大の特徴は、従来の戦車・航空機中心の地上戦に対して、モビルスーツという新兵器を直接投入した点にある。連邦軍は、18m級の人型機動兵器が空から降下し、そのまま市街地・荒野・山岳地帯で戦闘を開始する事態を想定しておらず、初動対応で大きく遅れた。
ジオン軍は、北米、中央アジア、欧州、アフリカ、東アジア、太平洋沿岸部などに複数の降下部隊を投入。各部隊は現地で前哨基地を設営し、マゼラ・アタック、補給車両、航空支援部隊と連携しながら占領地域を拡大した。特に鉱山資源、宇宙港、沿岸補給拠点の確保は重視され、長期地上戦を見据えた橋頭堡が各地に築かれていった。

ジオン軍は占領地域を併合せず、表向きは各国との同盟・保護協定として支配を進めた。現地政府と軍は存続したが、軍事・資源・補給の主導権はジオン軍が掌握。各国軍は接収・再編され、治安維持や対連邦戦に投入された。

しかし、降下作戦は成功と同時に、ジオン軍を地球重力圏へ深く引き込む結果にもなった。広大な占領地の維持、補給線の長大化、地球環境への不慣れ、連邦軍の再編成によって、緒戦の電撃的優位は次第に薄れていく。

地球降下作戦は、ジオン軍が一年戦争初期に最も勢いを示した大攻勢であり、同時にその後の泥沼化した地上戦の始まりでもあった。宇宙から落ちてきた緑の降下カプセル群は、地球の戦争の常識が完全に塗り替えられた瞬間を象徴している。


