筋トレ・筋肥大を頑張っていると、普段の食事は肉類+その二倍の炭水化物となり、一日に食べる肉の量も1kgに近くなってきます。週に一度は野菜中心の日を設定して胃腸を休め、体内をデトックスしましょう。
●日本人と肉食の遺伝子考察
近代ウエイトトレーニングと栄養学の理論は欧米主導で発展してきましたので、その理想的とされる食事も欧米スタイルのものです。
しかしながら、遺伝子的に農耕種族(植物食)である日本人と狩猟種族(肉食)である欧米人とでは、腸の長さの違い(前者の方が頭胴比で腸が長い)があり、100%肉食中心である欧米スタイルの食事を続けることは、日本人にとって胃腸への負担を招きます。
筋肥大を得るために、最大限は肉食中心の食事を心がけながらも、胃腸の負担を軽減する工夫も日本人(および極東モンゴロイド種族)には必要です。
●週に一度は食物繊維で腸を大掃除
胃腸をリフレッシュするために最適な食品は野菜の主成分である食物繊維です。食物繊維は腸壁に残る余分な成分を絡めとり排出するデトックス効果が高く、肉食が続いた時に起こる腹部膨満感や便秘を解消してくれます。
週に一度は野菜食の日を設けて胃腸をリフレッシュ・大掃除しましょう。
●野菜食と相性の良い食品
いくら野菜食の日と言っても、筋肥大や超回復のためにはタンパク質摂取を抜くわけにはいきません。また、タンパク質の同化エネルギーとして脂質や炭水化物も必要です。
そこでおすすめなのが、タンパク質として豆腐食品、炭水化物として冷やご飯です。
豆腐食品には大豆由来の植物性タンパク質と食物繊維が豊富です。そして、冷やご飯のでんぷん質は暖かいご飯のでんぷん質から難消化性でんぷん(食物繊維に近い働きをする)に変遷していますので、胃腸のデトックスをしながら筋肥大に必要な栄養素を摂取するのにベストです。