ラーメン、なかでもとんこつラーメンはこってり系なので筋トレに良くないと言われますが、あくまでそれはダイエット系筋トレに限ったことで、バルクアップ筋トレにおいては、そのカロリーが筋肉合成カロリーとして大活躍します。
実際、筋肥大バルクアップ期のボディービルダーやパワー系競技選手は、大量のタンパク質とともにとんこつラーメンを食べることも少なくありません。
バルクアップにはカロリーが必要
タンパク質の二倍の筋肉合成カロリーが必要不可欠
このボディービルダーのような、筋骨隆々とした身体はどのようにして作るのでしょう?
ちまたのネット情報に溢れているように「筋肉をつけながら脂肪を落としていく」のでしょうか?
少し筋トレに詳しい人なら、そんな都合がよいわけはないことは、誰でも知っています。
筋肉作りは脂肪ごと筋量を増やす「筋肥大期」と筋肉をできるだけ落とさずに脂肪を落とす「減量期」の繰り返して行われるのです。
そして、一般の人が目にする脂肪のない筋骨隆々のボディービルダーやスポーツ選手は、試合にあわせて脂肪を落とした状態の姿なのです。
ですので、これから筋肉をつけてバルクアップしていきたい人は、脂肪が少々つくのは承知で、まずは筋肥大を優先しましょう。筋肉はつけにくいですが、脂肪を落とすのは後からいつでも簡単にできます。
さて、前置きが長くなりましたが、効率的にバルクアップしていくためには、最低でも1日に体重1kgあたり10gの肉類などの摂取とその倍量のカロリー摂取が必要です。
体重60kgなら、毎日最低でも600g以上の肉類を食べ、1000kcal以上の炭水化物・脂質を食べましょう。
それでは、バルクアップ筋トレに最適な最強筋トレラーメンの栄養素解説と作り方に進んでいきます。
なお、ベースは市販のとんこつラーメンで、そこに鶏ささみと牛赤身ステーキで大量のタンパク質を追加しています。
鶏ささみ肉と牛赤身肉のカロリー・栄養素
超高タンパク質低カロリーで最適な筋トレ二大食材
こちらが、今回の材料の鶏ささみ肉・牛赤身ステーキ・とんこつラーメン・野菜類です。まずは、主要タンパク質食品である鶏ささみ肉・牛赤身ステーキそれぞれ100gあたりのカロリー・栄養素を見ていきましょう。
鶏ささみ肉のカロリー・栄養素
エネルギー:105kcal
タンパク質:23g (92kcal)
脂質:0.8g (7.2kcal)
炭水化物:0g (0kcal)
牛赤身肉のカロリー・栄養素
エネルギー:182kcal
タンパク質:21.2g (84.8kcal)
脂質:9.6g (86.4kcal)
炭水化物:0.5g (2kcal)
どちらの食品も、非常に高タンパク質低カロリーで、まさにタンパク質の塊と言えますね。
ちなみに、このタンパク質量を筋肉に合成するためには500kcal近いカロリーが必要です。今回使用したとんこつラーメン一食分のカロリーは440kcalと表記されていましたので、合わせるとかなり理想的な栄養素バランスになります。
また、野菜にも植物タンパク質が豊富なモヤシを使い、さらにタンパク質強化を行っています。
筋トレとんこつステーキラーメンの作り方
やや手間だが筋肥大効果は抜群
まずは鶏ささみ肉を茹でていきます。
時短のため、もう一つのフライパンで並行して牛赤身ステーキも焼いていきます。
ササミにだいたい火が通ったら、これも時短のため、同じお湯でラーメンを茹でていきます。
茹で上がった鶏ささみは野菜炒めにするので身をほぐします。
このような感じで、具としてササミの野菜炒めを作ります。
ちょうどステーキも焼き上がってきました。
ラーメン鉢にスープを作りますが、お湯は麺を茹でたものではなく、新しいお湯を使います。そして、麺を入れていきます。
続いて、ササミのたっぷり入った野菜炒めを盛り付けます。
仕上げに、一口大にカットした牛赤身ステーキをトッピングして完成です。
美味しいだけでなく、筋肥大バルクアップ効果も最強クラスですので、是非お試しください。