麩は煮物・和え物・汁物・すき焼きなどに欠かせない日本の伝統食品ですが、そのカロリー・栄養素をご紹介するとともに、ダイエットや筋トレの食品として考えた場合の最適な食べ方について解説します。
麩とはどんな食べ物？
麩は小麦粉を水で練ってグルテン(植物性タンパク質)を抽出した加工食品で、材料を茹でた状態の「生麩」、生麩を焼成した「焼き麩」とがあります。
国内の生産地としては、宮城県・岩手県・新潟県・石川県など東北・北陸地域が有名ですが、京都府や奈良県なども比較的高い生産量があります。
麩は、日本には中国から伝来したとされており、その時期は南北朝時代～鎌倉時代と言われています。
麩のカロリー・栄養素
麩100gあたりのカロリー・栄養素
エネルギー：385kcal
タンパク質：28.5g (114kcal)
脂質：2.7g (24.3kcal)
炭水化物：56.9g (227.6kcal)
麩は、豊富なタンパク質と適度な炭水化物を含むバランス食品であることがわかります。
※数値は「食品成分データベース(文部科学省)」を参照しています。
麩の目的別の食べ方
バルクアップ筋トレの場合
麩は、タンパク質と炭水化物の比率が筋肉合成に最適な1：2となっており、筋肥大バルクアップ筋トレ後の食事として、また、間食として最適です。
ダイエットの場合
麩は、脂質が少なく理想的なバランス食品ですので、ダイエット中の置き換え食品として最適です。具体的には、シルエッ味噌汁やスープ類に麩を入れ、ご飯などを食べないようにするという食べ方になります。
バルクアップ筋トレとダイエット筋トレの食事の特徴
バルクアップ筋トレの場合には、体重1kgあたり2gの純タンパク質(肉類換算で10g)と、その2～3倍の筋肉合成カロリー(糖質と脂質)が必要です。
健康的なダイエット筋トレの場合には、体重1kgあたり1gの純タンパク質(肉類換算で5g)が最低限必要で、糖質と脂質の摂取量を調整してカロリーカットを行います。
筋トレと食事の基礎知識
下記の記事はバルクアップ・ダイエットそれぞれの筋トレ目的別に、具体的な食事メニュー・レシピを解説したものです。是非、ご活用ください。
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