のり弁=海苔弁当と言えば、リーズナブルで庶民的なのが一般的ですが、最近は贅を尽くした「高級のり弁」というものも話題です。
しかしながら、お弁当として販売されているかぎり、その価格設定には限度があり、本当に「超高級なのり弁」は市販されていません。
そこで、今回は自宅にある食事記事制作用の高級食材を使って「最高級レベルの海苔弁当」を作ってみました。
超高級のり弁の材料
イベリコ豚・黒毛和牛・国産うなぎ・車海老・オマール海老・高級海苔
こちらが、今回の材料のイベリコ豚(セポ・デ・カンポ)、黒毛和牛(佐賀産)、国産うなぎ(鹿児島産)、天然車海老フライ・オマール海老クリームコロッケ、そして食べる直前に炙って焼き海苔にする生乾燥海苔(伊勢志摩産)です。
超高級のり弁の作り方
①イベリコ豚のきんぴらごぼう
のり弁と言えば、やはり海苔の上にのっているきんぴらは外せませんので、これから作っていきます。
まずは、テフロン加工のフライパンで油を使わずにイベリコ豚(セポ・デ・カンポ)の切り落としを焼いていきます。イベリコ豚の最大の旨みは脂ですので、普通の肉のように植物油で炒めるのは厳禁です。
イベリコ豚が焼きあがってきたら、きんぴらを追加します。
イベリコ豚は焼きすぎると風味が落ちますので、十分に注意してください。醤油・みりん・砂糖=1:1:1で味つけをします。
②天然車海老フライトオマール海老のクリームコロッケ
次に、のり弁の主役であるフライものを揚げていきます。もちろん、油は高級食材の風味を濁らせないように、新品のものを使います。
美味しそうに揚がりました。天然車海老の放つ香りは、バナメイエビやブラックタイガーとは比較にならないくらい芳醇です。
③鹿児島県産国産うなぎ
のり弁の主役が揚がったら、次に添え物を用意していきます。まずは、鹿児島県産の国産うなぎです。
国産うなぎは、タレをかけてチンしておきますが、温めすぎると味がおちますので、60~70℃設定で温めてください。
④佐賀牛A5等級の焼肉
添え物も、うなぎだけでは少し寂しいので、佐賀牛A5等級肉の焼肉を追加します。
高級和牛を焼くときのポイントは、「絶対に焼きすぎない」ことで、少し赤身が残る程度で火を止め、余熱で仕上げます。
⑤パッキング
のり弁は「弁当」ですので、やはり綺麗にパッキングして完成です。今回は、このようなお弁当パックを使いました。
まずは、ご飯を入れていきます。高級食材は脂質が多いので、量以上にお腹が一杯になります。ですので、ご飯は少なめに設定します。
コンロで生乾燥海苔を焼き、ご飯の上に乗せます。とてもいい香りです。
焼き海苔の上に、イベリコ豚のきんぴらを乗せます。イベリコ豚の甘みのある脂肪が、海苔に染み込んでなじんでいきます。
仕上げに、天然車海老・オマール海老クリームコロッケ・国産うなぎ・黒毛和牛を綺麗に収まるように乗せて完成です。
もはや、弁当とは思えない、ディナーとしても通用するレベルですので、是非、お試しください。