あずき茶の作り方・入れ方をご紹介するとともに、その効果・効能と有効性分について解説します。また、冷え性やダイエット・アンチエイジングにもよいとされるあずき茶を、すぐに楽しむことができる通販の市販品もご紹介していきます。
小豆ってどんな穀物?
古くから親しまれているササゲ属のマメ植物
アズキ(Vigna angularis)は、マメ科ササゲ属に属する一年草で、その種子(小豆)は食用として古くから利用されています。
日本を含む東アジア地域が原産地で、特に日本での栽培の歴史は古く、古事記に記載があるだけでなく、登呂遺跡からも出土しています。
あずき茶の効果・効能
貧血・冷え性・ダイエット・アンチエイジング
あずき茶には、鉄分や銅分といったミネラル成分が多く含まれており、造血作用(血液をつくる効果)があります。このため、貧血対策によいとされています。
また、あずき茶には豊富なビタミンB群が含まれていますが、ビタミンB群は新陳代謝に深く関わっており、これを摂取することで身体の代謝があがり、冷え性によいことが知られています。そして、この代謝向上作用はダイエットにも効果があるのです。
あずき茶には、小豆ポリフェノール(カテキングルコシド)と呼ばれる物質が含まれており、この成分には強い抗酸化作用があることが確認されています。抗酸化作用≒アンチエイジング効果がある、というのは一般的に有名な話ですよね。
こんな、女性にとって嬉しい効果・効能がたくさんある「あずき茶」ですが、いったいどのようにしていただくのでしょう?
次の項目からは、あずき茶の作り方・入れ方・飲み方を、順をおってご紹介していきます。
あずき茶の作り方
フライパンで煎る
まずは、スーパーなどで売られている市販品の乾燥小豆を用意します。そして、熱したフライパンの上で、焦げないようにかき混ぜながらローストしていきます。
煎る時間の目安は、火力にもよりますが、おおよそ10分前後です。ちなみに、筆者は、あっさりと冷茶にするときは8分、濃いめの温茶でいただくときは12分ときめています。
あずき茶の入れ方
やかんなどで煮出す
香ばしくローストした小豆を、次はやかんなどで煮出してお茶にします。時間の目安は5~10分ですが、煮すぎると煮崩れてお茶が濁ってしまうのでちゅういしてください。
なお、一度にたくさん煮出してお茶として保管するよりも、煎った小豆を密閉容器に乾燥剤とともに入れて保管し、飲む量ずつ、毎回煮出すほうがはるかに風味が良いです。
あずき茶の飲み方
代謝向上なら温茶・たくさん飲むなら冷茶
冷え性やダイエット効果を期待してあずき茶をいただくのなら、温茶で飲むのがおすすめです。ぽかぽかと身体が温まり、効果を実感していただけるでしょう。
また、貧血対策やアンチエイジングのために、有効成分を多く摂りたい方には、たくさんの量を飲みやすい冷茶をおすすめします。
出しがらの使い方
あずき茶を煮出したあとの出しがらも再利用できるのが、あずき茶の隠れた魅力です。もち米ではなくうるち米と炊いて、あっさり風味の「あずきご飯」にしたり、サラダのトッピングなどに使うことができますよ。
通販で買える市販品あずき茶
すぐに飲めて簡単スピーディー
このように、女性にとって嬉しい効果・効能がたくさんのあずき茶ですが、ローストして煮出すという手間が、玉に傷なのですが、通販サイトで入手できるものには、ティーパックになっているタイプがあり、簡単スピーディーです。