イベリコ豚のしゃぶしゃぶを美味しく食べるやり方、〆の麺類や翌朝の雑炊の作り方を解説するとともに、実際に購入したおすすめのイベリコ豚をご紹介します。
イベリコ豚しゃぶしゃぶの材料
セポ・デ・カンポの切り落としを使用
今回、準備したのはイベリコ豚の老舗・スエヒロ屋の肉のなかでも、かなりお買い得なセポ・デ・カンポの切り落とし肉で、とても美味しいので何度もリピート購入をしています。
なお、スーパーなどで「イベリコ豚」として格安で売られているものの多くは、配合餌料で育ったデ・セボですから、ワンランク上のものになります。
イベリコ豚のランクとは?
民間では四つのランクに分けられる
イベリコ豚のランクは四つに分けられ、そのなかでもセポ・デ・カンポはまずまず良い肉とされるランクです。
決め手はバルサミコ酢
しゃぶしゃぶはポン酢で食べるのが一般的ですが、やはり高級肉のイベリコ豚は高級酢のバルサミコ酢でいただくと格別ですので、今回は写真のバルサミコ酢を準備しました。
バルサミコ酢って?
バルサミコ酢はブドウの濃縮果汁を長期間(最低でも6年)にわたり樽熟成させた果実酢で、あらゆる西洋ビネガーのなかでも最高級にランクされています。
イベリコ豚しゃぶしゃぶの野菜の準備
まずは、イベリコ豚しゃぶしゃぶに使う野菜の準備ですが、ブロッコリー・アスパラ・エリンギ・ニンジンを写真のように薄切りにしました。
野菜はしゃぶしゃぶ鍋に入れ、あらかじめ熱を通しておきます。
このように、野菜がしんなりとしてエキスが出てきたら、しゃぶしゃぶの準備は完了です。
イベリコ豚のしゃぶしゃぶのやり方
それでは、実際にしゃぶしゃぶをやっていきます。イベリコ豚を名乗れるのはスペイン政府が認定したスペイン産の肉だけですので、当然ですが日本国内では冷凍のみでの入手になります。
凍ったままだと、加熱に時間がかかり、肉の柔らかさや脂の旨味が活かしきれませんので、しゃぶしゃぶをする前に、かならず自然解凍しておきましょう。
しゃぶしゃぶしていきます。
肉の赤味がとれたら、加熱しすぎず(肉が硬くなる)にいただきます。
タレはバルサミコ酢:醤油=1:1で作りました。
イベリコ豚の濁りのない芳醇な甘味と、バルサミコ酢の熟成された酸味が非常にマッチします。
他の豚肉+ポン酢などでは、絶対に醸し出せない圧巻の風味です。
肉単体を楽しんだら、野菜とのコラボレーションを楽しんでいきます。まずはアスパラ。
そして、ブロッコリー(葉)
エリンギともベストマッチです。
意外におすすめなのが、ブロッコリーの茎です。
ぜひ、お試しください。
〆はペペロンチーノうどんがおすすめ
鍋料理の〆は、やはり日本人ならうどんです。今回はこしの強い讃岐うどんを使用しました。
味付けは、イベリコ豚の旨味を最大限に引き出せるように、おろしニンニク・鷹の爪・塩コショウだけとシンプルです。
ちょうど、パスタのペペロンチーノの味付けで、オリーブオイルのかわりがイベリコ豚の脂といった感じです。
これも、非常に美味しいので、お試しください。
イベリコ豚の脂を堪能する雑炊
イベリコ豚のしゃぶしゃぶをした鍋には、イベリコ豚の芳醇な脂が残ります。翌朝はその脂をあますことなく使いきり、雑炊を楽しみました。
イベリコ豚を三度楽しめる食べ方ですので、おすすめです。