近年、海外で「ミラクルヌードル・エンジェルヘアー」=「奇跡の麺・天使の髪」と呼ばれ、大ブレイク中の食品が私たち日本人にはなじみの深い「しらたき」です。日本国内でも「しらたきダイエット」があるほどダイエット食品としても有名ですが、「糸こんにゃく」とは何が違うのか解説します。
糸こんにゃくとしらたきの違いとは?
画像引用:Amazon
まず、こちらが糸こんにゃくです。スーパーなどでもごく普通に見かけますね。
画像引用:Amazon
そして、こちらがしらたきです。こちらも、ごく普通に見かけるしらたきです。
一般的にもよく誤解されていることに「黒いのが糸こんにゃく」で「白いのがしらたき」というものがあります。
その誤解を、完全否定するのがこちらのような「黒いしらたき」や…
画像引用:Amazon
こちらのような「白い糸こんにゃく」です。
日本こんにゃく協会で調べてみる
「糸こんにゃく」と「しらたき」の違いを調べるため、財団法人日本こんにゃく協会のホームページを訪れてみましたが…こんにゃく(しらたき)という表記ばかりで、結局その違いを知ることはできませんでした。少なくとも両方ともコンニャク製品であることに間違いはないようです。
その違いがあきらかに
「糸こんにゃく」と「しらたき」はいずれもコンニャク芋を固めたコンニャク製品であることまでは判明しましたが、創業明治19年の共栄蒟蒻株式会社のWEBサイト「こんにゃく.com」でその答えを見つけました。以下のように記載されています。
昔(江戸時代)頃には関東地方では現在と同じ製法である、こんにゃく粉を水で溶いて出来た糊状の状態で細い穴に通して糸状のこんにゃくを製造しそれを白滝と呼んでいたそうです。 同じ頃、関西地方では、板こんにゃくを細く切って糸状にした物を糸こんにゃくと言っており、元々は明らかに違う物であったと言われています。 しかし、現在は、糸こんにゃくも白滝もこんにゃく粉を水で溶いて出来た糊状の状態で細い穴に通す製法ですので、両者を区別する方法はなく、主に関東地方では白滝、関西地方では糸こんにゃくと呼ばれています。 また、糸こんにゃくをより細くしたものを白滝と呼んでいるところもあります。 ちなみに弊社の製品は、太さは数種類ありますが、全て糸こんにゃくと呼んでおり、最も細い糸こんにゃくはそうめんこんにゃくと呼んでおります。
つまり、作り方が違うだけで、成分は全く同じなので、ダイエット法としては「こんにゃくダイエット」と全く同じでよいということになります。