ローストビーフがダイエットに効果がある理由
ダイエットの間違った固定観念の一つに「肉」=「太る」というものがありますが、それは肉類に含まれる脂質が高カロリーであることからくる誤解です。脂質のない優良な肉類の場合、カロリーは炭水化物と同カロリーな上、大部分は新陳代謝に消費されるため事実上のカロリーはずいぶん低くなります。
ローストビーフの多くは肩やももなどの脂質が少ない部位を使って調理されますので、脂身を避けて食べた場合、ダイエット食品の代表格であるササミとカロリーはたいして変わりません。
また、牛肉には豊富なタンパク質のほかビタミン・ミネラルも多く含まれているため、基礎代謝自体が向上するというダイエット効果もあります。
なお、ローストビーフダイエットは筋トレや有酸素などの運動ダイエットと組み合わせることにより、新陳代謝が促進され、より効果的です。
ローストビーフのカロリーと栄養
ローストビーフ100gあたりのカロリーと栄養素は以下の通りです。
エネルギー196kcal
タンパク質21.7g (86.8kcal)
脂質11.7g (105.3kcal)
炭水化物0.9g (3.6kcal)
なお、この数値は一般的なローストビーフを全食した場合のもので、脂身を除いて食べた場合、カロリーは1/2~2/3程度に抑えられます。
ローストビーフダイエットの具体的なやり方
ローストビーフと野菜のみを一日三食の食事のうちの一食に置き換えるのがローストビーフダイエットの基本的なやり方です。とくに、夕食の炭水化物を抜き、ローストビーフサラダにするのが効果的です。
また、ローストビーフは既製品を購入すると割高になってしまいます。しかし、自作をすれば外産の肩肉などはグラムあたり100円強なので、ずいぶんとリーズナブルです。
ローストビーフの簡単な作り方
①牛ブロック肉に塩コショウをし、フライパンで表面のみを強火で焼き上げます。
②表面が焼けたブロック肉を密封式のビニール袋に入れ、お湯で10~20分ほど加熱します。
③粗熱をとったら冷蔵庫で6時間ほど寝かせて完成です。
実際に時短ローストビーフを作った
実際に時短ローストビーフを作ってみましたので、ご紹介します。
こちらが、今回の材料の牛ヒレ肉ブロックで、100gあたりのカロリー・栄養素は以下の通りになります。
エネルギー:133kcal
タンパク質:20.5g (82kcal)
脂質:4.8g (43.2kcal)
炭水化物:0.3g (1.2kcal)
超高タンパク質低カロリーで、まさに筋トレに最適な優良食品であることがわかります。
まずは、牛ヒレに塩コショウをしてフライパンで焼きますが、仕上げに表面をクッキングバーナーでひと炙りすると、さらに豊かな風味になります。
ヒレ肉の荒熱がとれたら、数ミリほどに薄く切り、好みのソース類を塗っていきます。
ソースを塗っては肉を敷き、という行程を繰り返し、何段かに積み上げた後に冷蔵庫で30分ほど冷ますと出来上がりです。
手軽にスピーディーに作れ、なおかつ美味しく筋肉にも良いので、是非お試しください。
ダイエット筋トレの食事メニュー例
下記の記事では女性のため筋トレ食事メニュー例を、実際のレシピをまじえてご紹介しています。
女性筋トレのための食事メニュー例|高タンパク質低カロリーなレシピ
また、下記のページはダイエットと各食品の関係性について解説した記事の一覧ページです。あわせてご活用ください。
【人気ダイエット食材・食品40品目解説】効果の理由と具体的でおすすめなやり方を解説
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