大臀筋(musculus gluteus maximus)の構造や作用を解説するとともに、その起始停止および支配神経もご紹介します。また、日常や筋トレにおいての具体的な働きについても解説します。
大臀筋の構造
大臀筋は浅部・深部から構成されます。
大臀筋の作用
股関節を伸展・外旋させる
大臀筋の起始停止
起始
浅部:腸骨稜・上後腸骨棘・仙骨・尾骨
深部:腸骨翼・仙結節靭帯・中臀筋筋膜
停止
腸脛靭帯・臀筋粗面
大臀筋の支配神経
下殿神経
大臀筋の具体的な働き
脚を後ろに上げる・つま先を外に向ける動作において働きます。
筋トレにおける具体的な働き
ランジ系種目やレッグカール系種目において脚を後ろに上げる動作で、ハムストリングスと協働して働きます。
関与する主な筋トレ種目
チューブブルガリアンスクワット
チューブフロントランジ
チューブレッグカール
全身の主な筋肉の名称・作用
身体を鍛えていく上で、まず理解したいのが全身の主な筋肉の名称と作用です。それぞれの筋肉の役割を知ることで、効率のよいトレーニングを行うことが可能になります。
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