筋トレの最大筋力を高める方法として「声を出す」ことと「歯を食いしばる」ことは有名ですが、その筋肉と首の連動性により、口を開けて叫ぶ場合がよいケースと、マウスピースなどを装着して歯を食いしばるほうがよいケースがあります。
叫ぶと首は後ろに伸展する
力を入れるときに叫ぶことにより、数パーセント筋力が向上する効果を「シャウティング効果」といい、科学的にも証明されています。しかし、全てのケースにおいて効果があるとは言えません。
試しに、首を前に屈曲させるのと、後ろに伸展させる二つのパーターンで大声で叫んでみてください。首を前に屈曲すると叫びにくく、後ろに伸展させると叫びやすいはずです。
このことから、シャウティング効果は首を後ろに伸展させる連動動作=背筋群を使う引く動作で大きな効果があることがわかり、逆に首を前に屈曲させる連動動作=大胸筋などの押す動作では効果が得にくいことがわかります。
歯を食いしばると時は首を前に屈曲させる
先ほどのシャウティング効果とは逆で、歯を食いしばって最大筋力を向上させる場合に相性の良い動作は、首を前に屈曲させる動きと連動性のある上半身の押す動作などです。これも、実際にやっていただければ体感できると思います。
マウスピースの種類
歯を食いしばる時に、ぜひ使いたいのがマウスピースですが、最近では二重構造で衝撃吸収力に優れたタイプが主流です。
分厚いマウスピースが苦手の方には、格闘技用品メーカーのシンプルタイプが装着感があまりなく、使いやすいでしょう。
また、筋トレなど非格闘技目的で使用するのならば、前歯ガードのないトレーニング専用タイプもあります。
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