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ハヤテの戦闘記録19:インカレ準優勝と対アメリカ戦


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記事本文

大学二年生に進学したハヤテの最初の公式戦は、夏の全日本学生選手権(インカレ)でした。

それまでに、いくつかのオープン戦を観戦しましたが、課題だったガード技術が向上し、失点が非常に少なくなり、また無駄な攻撃が減り、最終ラウンドまでスタミナを温存できるようになってきていました。

試合開始。

緒戦は問題なくコールドで勝ち上がり、むかえた二回戦の相手は当時の63kg級全日本選手権チャンピオンでしたが、すでにオープン戦でも勝っており、下馬評でもハヤテ優勢と言われていました。

結果、下馬評とおりの圧勝になりましたが、とにかく失点が少なくなり、ガード技術の大幅な向上を感じました。

また、攻撃一辺倒だった大学一年生の頃に比べ、攻める時も肩の力が抜け、「脱力」ができるようになったように思います。

「脱力」は武道において、究極的な境地の一つですから、いよいよ全日本選手権のメダルも狙えるレベルになったのでは、と感じました。

準々決勝と準決勝も問題なく勝ち上がりました。

決勝の相手は全日本メダリストで全日本学生チャンピオンと対戦。相手のペースに巻き込まれ敗退となりましたが、全日本選手権の出場資格は獲得しました。

なお、この年の全日本選手権は、緒戦で同じ相手と当たり、かなりの接戦ながらも敗退でした。

その後、全日本学生選手権準優勝の戦績から、大学の重点強化選手に選出していただき、韓国や台湾の国際合宿にも参加、一気に強くなったように思います。

動画は重点強化の一環で参加したパンパシフィック選手権(環太平洋選手権)でアメリカ代表選手と対戦した時のもので、ラスト数秒で決めた逆転の左ハイです。

この後、次年度に開催予定の東京五輪代表選考会に向け、63kg級から68kg級に階級アップしていくことになります。

※五輪では63kg級が68kg級に統合されるため。

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