記事本文
高校一年生の夏の全日本ジュニア敗退から数ヶ月、大阪で開催された西日本最大規模のオープン大会に出場したハヤテでした。
初戦の相手は、奇しくも中学生時代最大のライバル、JapanOPEN国際や全日本ジュニアのメダルを奪い合った最大のライバルでした。
実は、練習で左足の甲にひびが入った状態で、ハヤテの代名詞でもある左ハイキックが撃てない状態での臨戦となり、かなりの苦戦を予想していました。
試合開始。
ハヤテがとった作戦は、テコンドーではあまり使われない拳撃主体の戦法でした。
元々フルコンタクト空手出身なので、拳撃には自信があったのかもしれません。
まるで、フルコンタクト空手の試合のような流れに、完全にペースが乱れた相手に圧勝となりました。
その後、相手選手は競技から離れたので、この一戦が最後のライバル戦でした。
試合は、準々決勝で出稽古先の先輩で全日本ジュニア無差別級チャンピオンに惨敗と、まだまだ課題も残りました。
この試合で得たのは、今や得意技の一つとなった「心臓撃ち」へのヒントだったように思います。