ダンベルカールは上腕二頭筋の仕上げ・追い込み種目として優秀なトレーニング方法ですが、多くの人はただ真っ直ぐにダンベルを挙げるだけです。
回旋動作を加える・肘を引く
もちろん、ダンベルカールの動作基本としては間違いではありませんが、上腕二頭筋は「肘関節の屈曲」という作用だけでなく、「前腕の回外」の作用と「上腕の内旋」にともない最大収縮をするという性質があります。このほかにも、肘が体幹より後にある位置関係でより強く収縮する特性もあります。
この上腕二頭筋の性質を考慮してダンベルカールを行うことで、さらに上腕二頭筋を厳しく追い込むことが可能になり、結果として成果も大きくなります。この性質を活かした特殊なダンベルカールが以下の三種目です。
①ダンベルスピネイトカール
こちらが、ダンベルスピネイトカールの動画です。直訳すると「回外式ダンベルカール」といったところでしょうか。
②ダンベルサイドカール
こちらがダンベルサイドカールの動画です。内旋式ダンベルカールといったところです。
③ダンベルドラッグカール
こちらが、肘を体幹より後に引きながら行うダンベルドラッグカールです。
ダンベルドラッグカールは動作のコントロールがやや難しいので、上手くできない人はこちらのようなシーテッドインクラインダンベルカールでも同様の効果が得られます。
発想の筋トレ
目からうろこのコラム記事集
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うまく効かせられない筋トレ種目がある時は、ぜひ、参考にしてください。