マグロのネギトロ丼はリーズナブルで美味しく人気の海鮮食ですが、スーパーや飲食店のもののほとんどは、マグロのトロを叩いたものではなく、マグロに油を混ぜて叩いたイミテーション食品です。そこで、良質な脂質を含むアボガドを使って、高品質なネギトロを作りましたのでご紹介します。
スーパーやチェーン店のネギトロは油まみれ
スーパーやチェーン店、回転寿司店などで提供されているネギトロは、ほぼ間違いなく「マグロ+食用油」を混ぜたもので、植物油ならまだよいものの、魚油やラードを混ぜてつくってあるものも少なくありません。
また、回転寿司店などの「ネギトロ」はマグロですらなく、アカマンボウなどの安価な代用魚が使われているケースもあります。「マグロ」という文字はどこにもありませんから、それも仕方がありません。食用油の添加と原材料を明示してあれば、全く問題ありませんが、やはり、腑に落ちない気持ちは残ります。
本物の「マグロネギトロ」を食べたければ、マグロトロを目の前で叩いて作ってくれる寿司屋さんに行くしかありませんが、かなり値が張りますので、今回は「マグロネギトロ」と「食用油ネギトロ」の中間を取って、「マグロアボガドネギトロ」を作ってみました。
マグロアボガドネギトロの材料
こちらが、今回の材料のマグロ切り落とし・アボカド・盛りつけ用の刺身類です。
まずは、アボカドの種を取り除き、皮をむきます。
マグロ切り落としとアボカドをある程度細か切りにします。
後は、まんべんなく叩いていけば、マグロアボカドネギトロは出来上がりです。
さっそく丼鉢にご飯を入れて盛りつけていきます。
ご飯が隠れるまで、たっぷりとマグロアボカドネギトロを乗せます。
最後に刺身を盛りつけ、さわび醤油をかけて完成です。
安い「植物油ネギトロ」と違い、いやな匂いもなく、アボカドの脂質で上品にねっとりとした食感になりました。
見た目は少しネギトロらしくありませんが、かなり美味しく、比較的リーズナブルにできるので、是非お試しください。