韓国の代表的な家庭料理である「トッポギ(トッポキ)」は、日本でも人気の韓国グルメの一つ。今や韓国料理店に行かなくても、お家で簡単に本場の味を再現できるレトルト商品が通販などで多数販売されています。 そこで今回はおすすめの商品を紹介するとともに、チーズを加えたものなど、様々なアレンジレシピを紹介していきます。
※本記事は所属選手の実際の食レポです。
トッポギとは?
トッポギ(トッポキ)とは、直訳すると「餅炒め」。韓国のお餅「トック」をコチュジャンなどで甘辛く炒めた料理です。韓国では庶民的な料理として屋台などでも売られており、子供はおやつ代わりに食べたりもするそうです。
アレンジいろいろ
もともとは宮廷料理として食べられていたようですが、今ではラーメンと一緒に煮込んだ「ラポッキ」や、海鮮と一緒に炒めたヘルムトッポキ、チーズをたっぷりとかけたチーズトッポギなど、本場韓国でも様々なアレンジで食べられいます。
原料、カロリーは?
トッポギは、粉末状のうるち米を水と練り合わせて蒸したもの。そのため、焼いたり茹でたりしても日本のお餅のように伸びたりとろけたりすることなく、プルンともっちりした食感が残ります。
そしてカロリーについてですが、100gあたり154kcalとなっています。一人前を160gとして計算すると、約246kcal。ご飯一杯が269kcalと言われているので、一人前のカロリーとしてはほぼ同じくらいと言えますね。
個人的には、白いご飯よりは餅だけに(?)腹持ちが良いのか、食べた後の満足感はトッポギの方があるような気がします。
簡単に本場の味を楽しむには?
現在、ネット通販やスーパーなどでは簡単に本場の味を再現できる商品が多数販売されています。
お湯を注ぐだけのものから、専用のタレがついているもの、さらにトッポギとソースが別々になっているものなど様々です。
今回購入したのはこのように、トッポギと専用ソースがセットになったもの。
ソースのパッケージに書かれているレシピに従って作っていきましょう!
まずは野菜を切ります。使用したのは玉ねぎ、人参、しめじ、ピーマン、パプリカ、白ネギです。韓国では、韓国おでんを入れたりもするそうなのですが手に入れることが出来なかったので今回は断念することに。野菜は割と何でも合いそうなので、お好きなものを入れるのがよさそうです。
専用ソースを準備します。甘辛い香りが漂います。
フライパンで野菜、ソース、水とともにトッポギを煮込んでいきます。水分が少し飛んで、トロッとしてきたら完成です。
完成したのがこちら!
実際の味はと言うと、、、美味しいのですが、思ったより辛かったです。わたくし筆者が辛い物に弱い、というのも大いにあるとは思いますが、これが本場の味なのですね、、、!
この後、わたしはハチミツととろけるチーズを加えていただきました。味がマイルドになり、とても美味しかったです。辛い物が苦手な方はぜひこちらの食べ方も試してみてくださいね。
アレンジレシピを紹介
始めにも述べたように、韓国ではトッポギを様々なアレンジで食べることが流行っているそうなので、実際にいくつかのアレンジ料理を作ってみました。 材料、手順なども簡単に紹介していきますので是非チャレンジしてみてくださいね。
宮廷トッポギ
昔まだ韓国に唐辛子が伝わっていなかった頃に宮廷で食べられていたもの。
野菜や牛肉を使い、?油ベースで味付けするので辛くありません!辛い物が苦手な方やお子さんにもオススメです。
※材料(二人前)※
トッポギ 150g
牛肉 80g
玉ねぎ 1/2
シイタケ 3
人参 1/4
ピーマン 1
黄パプリカ 1/2
白ネギ 1/3
タレ1
?油 大さじ1/2
ごま油 大さじ1/2
砂糖 小さじ2/3
タレ2
?油 大さじ1/2
にんにく 小さじ1
砂糖 大さじ1/2
いりごま 小さじ1
ごま油 小さじ2/3
こしょう 適量
タレ3
水 1カップ
?油 大さじ1
ごま油 小さじ2
砂糖 小さじ1
はちみつ 小さじ1
にんにく 大さじ1/2
こしょう 適量
※手順※
沸騰したお湯にトッポギを入れ、5分ほど茹でる。
タレ1を混ぜ合わせ、トッポギと絡める。
タレ2を混ぜ合わせ牛肉と絡める。
野菜を食べやすい大きさに切る。(ニンジンなどは火が通りやすいよう薄く切るのがオススメ。)
タレと合わせておいた牛肉を炒める。
牛肉に火が通ったら野菜を入れ、タレ3を加えて煮込む。
煮汁が少なくなり、トッポギがツヤツヤしてきたら完成!
※感想※
まず、おいしい!!想像していたよりかなり美味しいです。
牛肉のうまみとニンニクの香りで箸が進む!また、砂糖だけでなくハチミツを使っているからでしょうか、甘みにもコクがあり、深みのある味わいです。
ちょっぴり手間はかかりますが、これはリピート決定です!
カレートッポギ
せっかくなら沢山の野菜と一緒に食べられる方法はないか、、、そんな発想からカレーと一緒にトッポギを煮込んでみました。
※材料(二人前)※
トッポギ 150g
牛肉 70g
たまねぎ 1/2
人参 1/3
しめじ 1/3
白ネギ 1/2
ソース1
水 1カップ
カレー粉 30g
コチュジャン 小さじ1
砂糖 小さじ1
ハチミツ 小さじ1
みりん 小さじ1
※手順※
野菜を食べやすい大きさに切る。
牛肉を炒め、火が通ったら野菜を加える。
茹でたトッポギとソース1を加えて野菜が柔らかくなるまで煮込んだら完成!
※感想※
これは安定の美味しさでした。コチュジャンとハチミツが良い隠し味になっているよな気がします。 カレー粉の種類を代えれば、甘いものから辛いものまで幅広く楽しめそうですね。
ヤンニョムトッポギ・ベーコントッポギ
トッポギを串に刺して揚げ焼きにするスタイルは韓国の屋台でもよく見かけるそう! そこで今回は、ヤンニョムダレを絡めたものとベーコンで巻いたものを作ってみました。
※材料※ ヤンニョムダレ
コチュジャン 大さじ1
ケチャップ 大さじ1
砂糖 大さじ1
はちみつ 大さじ1/2
しょうゆ 小さじ1/2
水 大さじ1と1/2
ベーコン 4枚 ※手順※
トッポギを柔らかくなるまで茹でる。
ベーコンを巻いたもの、そのままのもの、それぞれを爪楊枝に刺す。
フライパンにゴマ油を多めに入れ、揚げ焼きにする。ベーコン巻きはここで完成。
ヤンニョムダレを鍋で軽く熱し、トッポキに絡める。
※感想※
トッポギを揚げ焼きにしていることで、今までとは少し違う食感で美味しいです。ビールが欲しくなる味ですね(笑)。
トッポギは冷えてもカチカチにならないので、お弁当のおかずにもよさそうです。
ラッポキ
韓国でも流行っているというラーメンと一緒に煮込んで食べるトッポギ。
これは何となくどんな風になるのか想像がつきますが、、、。ひとまずやってみましょう。
韓国のインスタントラーメンと言えばこれ!「辛ラーメン」ですよね。日本で販売されているものと、韓国で販売されているものとでは若干味が違うという話も耳にしますが、日本バージョンはスーパーなどでも簡単に手に入れることが出来ます。
さて、ラーメンと一緒にトッポギを煮込んでみました。
すみません、見栄えがあまりよろしくないですね、、、。ネギか何かを乗せたらよかった、、。
味は想像通り、「辛ラーメン」です(笑)。
わたくし筆者は辛い物が得意ではないので、とろけるチーズをトッピングしてみましたが、味がマイルドになり、これはとても美味しかったです。
トッポギは意外と万能な食材。工夫次第でまだまだアレンジレシピが出来そうですね。
献立の一品になれば幸いです。