ケーブルショルダーシュラッグは僧帽筋を鍛えるのに最適なマシントレーニングの一つです。そのやり方を動画をまじえて解説します。
ケーブルショルダーシュラッグが効果のある筋肉部位
僧帽筋の英語名称・構造・部位詳細・起始停止
読みかた:そうぼうきん
英語名称:trapezius muscle
部位詳細:上部|中部|下部
起始:後頭骨上項線・外後頭隆起・頚椎棘突起|第7頚椎・第1~3胸椎棘突起|第4~12胸椎棘突起
停止:肩甲棘・肩峰
ケーブルショルダーシュラッグは動作中つねに均一な負荷がかかり続ける、僧帽筋に効果の高いトレーニングです。
ケーブルショルダーシュラッグの動画とやり方
ケーブルショルダーシュラッグの模範的な動画がこちらです。肩を前に出し、しっかりと僧帽筋を伸展させた後、肩をすくめるように肩甲骨を引き寄せ、確実に僧帽筋を完全収縮させてください。
◆ケーブルショルダシュラッグのやり方と動作ポイント
①背すじを伸ばして立ち、肘を伸ばし腕を下ろした位置でケーブルアタッチメントをグリップして構える
②肘を伸ばしたまま肩甲骨を引き寄せて拳を引き上げていく
③肩甲骨を引き寄せたら、顎をやや上げて僧帽筋を完全収縮させる
④ウエイトに耐えながら、筋肉に効かせつつ元に戻る
◆ワンポイントアドバイス
肩関節や肘関節を動かしてしまうと、僧帽筋から負荷が逃げてしまいますので肩甲骨を寄せる動作だけに集中して行ってください。
ジムトレーナーとしての実際の指導ポイント
ケーブルショルダーシュラッグはつい重い重量でやりがちですが、しっかりと肩甲骨が寄せられる重量で行わないと、僧帽筋の効果が低くなるので注意してください。また、僧帽筋と首の連動性を考慮して、必ず顎を上げて僧帽筋を完全収縮させてください。
ケーブルショルダーシュラッグの順番と回数設定
ケーブルショルダーシュラッグは僧帽筋の単関節種目なので、背筋群の複合関節種目の後に行ってください。
また、適切な1セットの負荷回数設定は以下の通りです。
○筋肥大トレーニング:6~10回
○通常トレーニング:15回前後
○ダイエット筋トレ:20回以上
筋肉の名称と作用
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▼筋肉名称デジタル図鑑
【筋肉名称デジタル図鑑】各部位の名前・作用・筋トレ方法(鍛え方)
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プル系トレーニングのマストアイテム
握力を補助してオールアウトする
プル系トレーニングによくあるのが「握力が先になくなってターゲットの筋肉を十分に追い込めない」というケースです。このような場合、パワーグリップやエイトストラップと呼ばれる握力補助グッズを使うことで、限界まで追い込めオールアウトが可能になります。
その特徴や具体的な使い方は下記の記事で、実際に使用しているものを解説しています。
リストストラップ&パワーグリップの種類と筋トレ目的別の使い方
フレキシブルな軌道でのケーブルトレーニング
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