猫飯(鰹節ご飯)は鰹節とご飯だけで作れる時短飯として知られていますが、そのカロリー・栄養素をご紹介するとともに、ダイエットや筋トレの食品として考えた場合の最適な食べ方について解説します。
猫飯(鰹節ご飯)とはどんな食べ物?
猫飯(鰹節ご飯)は、ご飯に鰹節の削り節をかけ、醤油とともに混ぜ合わせた食べ物で、江戸時代中期から後期にかけての食糧難時代に、安価でタンパク質の摂れる食品として、庶民の間で流行しました。
また、近代に入ってからも、第二次世界大戦末期~戦後の困窮期において庶民の間で広く食べられた時期がありました。
なお、一部の寿司屋では鰹節を具にしたを海苔巻きにしたものを「猫巻き」として提供しています。
味噌汁をご飯にかけたものを「猫飯」と呼ぶ地域もありますが、どちらかと言えば、「汁かけご飯」「ぶっかけご飯」「犬飯」などと呼ばれることが多いようです。
猫飯(鰹節ご飯)のカロリー・栄養素
猫飯(鰹節ご飯)あたりのカロリー・栄養素
鰹節一回分10g
エネルギー:36kcal
タンパク質:7.71g (30.84kcal)
脂質:0.29g (2.61kcal)
炭水化物:0.08g (0.32kcal)
ご飯一膳160g
エネルギー:269kcal
タンパク質:4g (16kcal)
脂質:0.48g (4.32kcal)
炭水化物:59.36g (237.44kcal)
猫飯(鰹節ご飯)は、タンパク質を含むカロリー食品であることがわかります。
※数値は「食品成分データベース(文部科学省)」を参照しています。
猫飯(鰹節ご飯)の目的別の食べ方
バルクアップ筋トレの場合
猫飯(鰹節ご飯)は、タンパク質と十分な筋肉合成カロリーを含むため、筋肥大バルクアップ筋トレ後の食事や翌朝の食事として有効です。
ただし、バランスとしてタンパク質が不足する傾向にありますので、高タンパク質低カロリーな他の食品と組み合わせて食べることをおすすめします。
ダイエットの場合
猫飯(鰹節ご飯)は、ダイエットに欠かせないタンパク質を含むものの、カロリーが高い傾向にありますので、食べるとしても、少量にとどめるなどの工夫が必要です。
バルクアップ筋トレとダイエット筋トレの食事の特徴
バルクアップ筋トレの場合には、体重1kgあたり2gの純タンパク質(肉類換算で10g)と、その2~3倍の筋肉合成カロリー(糖質と脂質)が必要です。
健康的なダイエット筋トレの場合には、体重1kgあたり1gの純タンパク質(肉類換算で5g)が最低限必要で、糖質と脂質の摂取量を調整してカロリーカットを行います。
筋トレと食事の基礎知識
下記の記事はバルクアップ・ダイエットそれぞれの筋トレ目的別に、具体的な食事メニュー・レシピを解説したものです。是非、ご活用ください。
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